小林亮オフィシャルサイト

アキラのタイコ放浪記Ver.2

懲りずに

June 6 2008





またパーカッションでレコーディングして参りました


何故なんだろう・・・


年に数回・・・


しかも定期的に・・・


忘れたそうになったぐらいの頃に・・・


パーカッションの仕事が入ってくるんだな・・・


誰かが俺にパーカッションやれって言ってるのかな・・・


今回のレコーディングは、以前にも 2nd アルバムの時に
ドラムで参加させて貰った「Suara」さんの 3rd アルバムの仕事でした


パーカッションの録音は思ってたより早く終わったのだが
その後に少し変わったレコーディングをした


たまにこんな仕事もあるのだが
いわゆる素材録りみたいな録音


俺が以前に経験したのはスネアのブラシの音だけとか
スネアのインチや音色が違う物を1発だけ録音したり
1小節だけのリズムパターンを数種類叩いて終わりとか


しかし今回はシンバルだけ!







だからこんな感じになるのです


元々はコンピューターで作った(我々の間では打ち込み等と言う)
ドラムが録音されてて、作品としても完成している物だったのだが


アレンジャーさんがコンピューターのシンバルの音だけが
納得いかないみたいで、シンバルだけを生のシンバルに変えたいと


だから元々入ってるシンバルを消して
俺がシンバルだけを録音していくと言う
なんとも変わった作業だった


数小節ずつ聞いていっては
元々シンバルが入っている場所を
探す作業から始める


そしてタイミングやニュアンスを覚えてから
数枚あるシンバルから何を使うかをチョイスする


そしてシンバルだけ叩いて録音していく


何が難しいって音量の使い分けと
音色の使い分け


シンバルと言う楽器は、同じシンバルを叩いても
叩き方や力の入れ方、スティックを振るスピードや叩く場所等で
音色や音量が色々出せる楽器なのだ


普段はドラム全体で叩いているので
そんな事を考えなくても自然に調整してしまうように
身体が反応するし、感覚を覚えてくれているのだ


しかも普段は流れの中で叩いている訳だし
シンバルとバスドラムと言う風に何かと一緒に
叩いたりする事が多い訳で


それが流れとかは全く無いまま、しかもシンバル単体で
1発ずつ叩いて録音するのは物凄い違和感があった


なるべく打ち込みで作られているフレーズを
自分で叩いてるかの様なイメージを頭の中で作りながら
1発1発を超慎重に叩いていった


物凄い難しい作業だったが
メッチャ面白かった


そんなこんなで結構順調に作業も終了した


アレンジャーもシンバルの音が良くなった事に
かなり喜んでくれたみたいで


なんと・・・


別の曲のシンバルも急遽差し替えて欲しいと
追加要請をしてくれた程だった


もちろんそのまま追加曲も録音して帰りました


いやいや久し振りのパーカッションの仕事で
なんとも貴重な、そして面白い体験が出来た1日でした


発売は8月頃らしいです


楽しみだな〜!












1 years ago on this day

| Category:音楽の話 | 03:32 AM | comments (2) | trackback (0) |

コメント

面白そうな作業ですね(^O^)
私がやると確実にタイムラグが出るでしょう(^_^;)

| ミケ | EMAIL | URL | 2008/06/09 01:16 PM |

>ミケさん
結構面白い作業でしたよ!
色んな録音があるんですよ実は!

| Akira | EMAIL | URL | 2008/06/10 04:53 AM |

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