アキラのタイコ放浪記 Ver.2::喰いもんの話

ご褒美！

February 26 2008

２１日から東京に行っていた俺は
「べーちゃんトリオ」のCD発売記念ツアーの
初日となる池袋でのライブを無事に終え

次の日（２２日）はレッスンとゴスペルのリハーサルで
８時間ずっとスタジオに缶詰状態

そして次の日（２３日）は東京在住の悪友サックス奏者の
生徒さんの発表会でのバックバンドで
魔の５時間耐久演奏の仕事だった

全ての行程を終了した俺は２４日に大阪へ帰るべく空港に向かう
すると東京は強風の為、電車は大幅にダイヤが乱れているわ
運転を見合わせている路線があるわで大変だった

恐る恐る空の便の状況を調べてみても
午前中の便は欠航だらけ・・・

やばいと思い、新幹線を調べても
運転を見合わせ中とか・・・

実は大阪に戻って荷物だけ積み替えて
そのまま車で京都に行って仕事する予定だった俺は
この世の終わりみたいな顔をしていただろう・・・

だって他に手段が無いのだから・・・

そう思っていたら風が少し弱くなった為
少しずつ運転を再開する所が！

そのまま急いで空港に向かい
４０遅れで飛行機に乗れたのだった！

関空から家に帰った俺は
たった１５分だけ家に滞在して
京都に向かったのだった
（荷物の積み込みだけして出発）

なんとか入り時間には間に合い
その日の仕事も無事やりきる事が出来た

そして次の日も朝から京都だったので
その日は京都のホテルで宿泊

せっかく大阪まで帰ってきたのに
家には帰れず京都で宿泊とは・・・泣

なんとも大変な５日間だった・・・

そして最終日である京都の仕事は
久々の　「桂三枝」　師匠の仕事！

場所は京都の「南禅寺」と言う寺にある
「順正」と言う湯豆腐屋さんで行われた

めちゃめちゃ有名な店らしく
中に入ると凄い景色が目に入った

料亭かと思わせられる敷地の中を進むと
やっぱり料亭だった

この巨大な錦鯉が泳ぐ池の向こうに見えるのが
なんと我々出演者の控え室だった

さて、ここで何の仕事をするのかと言うと・・・

「湯豆腐食べ比べ大会」

もちろん参加するのでは無く・・・

三枝師匠は何年もこの大会の司会をされているらしく
今回は３４回記念（三枝だけに３４回記念）と言う事で
司会とは別に今回だけ特別にショーを行う事になり
我々バックバンドが出動した訳なのだ

たった３０分のショーは、あっと言う間に終わり
大会の全ての行程が終了すると
ちょっとした「打ち上げ」が用意されていた

そこで我々が目にした物とは・・・

超高級国産霜降り牛の「しゃぶしゃぶ」

せっかくの写真なのに湯気で曇ってしまったが
凄い色の肉だった！

これが・・・

ちょっとした打ち上げ・・・

そして何なんだ・・・

この見た事の無い肉は・・・

しかも画像の皿全部で・・・

１人用とは・・・

折りたたんであるので分かりにくいが
１枚がスリッパぐらいの大きさな訳で

流石の俺でも１皿食べるのが限界だった程の量

他にも写真には写ってないけど
超豪華な刺身の盛り合わせ等
凄い料理だった

ほんでもって毎回当たり前の様に
帰りには物凄い量の手土産が渡されるのだ

勿論今回も頂いたよ・・・

いやいやホンマ・・・

毎回思うのだが・・・

三枝師匠の仕事は・・・

凄すぎる・・・

何が凄いって・・・

主催者側が準備する・・・

接待が凄すぎる・・・

普通はバンドメンバーなんか参加させずに
とっとと帰らせてしまって当然なのだが

師匠は違うのだ！

いつも一緒に食事したり
打ち上げも一緒だったり
本当に気遣いが素晴らしい人なのです

そんな三枝師匠の・・・

超豪華打ち上げ・・・

しかし今回は・・・

こんな物じゃ済まなかった訳で・・・

それもそのはず・・・

ここは京都・・・

一流料亭・・・

ならば・・・

出ました！

舞妓さん！

そらビックリしたわいな！

いきなり隣に座られて酌されて！

総勢３名の舞妓さんに
１名の芸子さん
そして三味線と歌の方が１名

だから・・・

打ち上げも中盤にもなると・・・

舞妓さんや芸子さん達が
次から次へと踊り出すわ！

一瞬、自分が政治家にでもなったかの様な
そんな錯覚さえする出来事だった！

マジで凄かった！

たぶん・・・

これは・・・

５日間・・・

頑張った・・・

ご褒美なんだろう・・・

そして・・・

昨日は２月２５日・・・

たぶん神様がくれた・・・

２日遅れの・・・

誕生日プレゼントだったのかもしれない・・・

いや！

絶対に！

そうどすえ！

author : Akira Kobayashi

たった１杯のかけそば

December 10 2007

昨日と今日と・・・

珍しく某サックス奏者と２日間同じ仕事だった・・・
（スケジュール見たら誰の事か分かってしまうが・・・）

昨日は滋賀県でのライブ！

昔から名前は知っていたし間接的には関係があった人達と
ようやく一緒にプレーする事が出来た記念すべきライブだった

そして今日は FAUN で京都グリース！

今回はメグミの代役としてサックスを入れての編成で
いつもとは違う FAUN サウンドで素晴らしいライブが出来た

そんな２日間を共に過ごしてきたサックス奏者

ミュージシャンとしては素晴らしい才能の持ち主で
彼のプレーは本当に最高なのだが・・・

人間としては疑問だらけの奴なのだ！笑

そんな彼との、ほんの数時間の出来事を今回は紹介します！

昨日の昼、俺は彼を車に乗せて高速道路を走っていた・・・

阪神高速松原線から西名阪自動車道に入るぐらいだったかな・・・？

ちょっと腹が減った気もするし、現場に着いてからは暫く何も食べれないかもしれないので
少しだけ何か食べようか！と言う話になった

しかし彼は前日から徹夜に近い状態のスケジュールで行動していたので
食べたいのだが、脂っこい物は食べれないとの注文が入った

何が食べたいのか聞いてみると・・・

一言で言うと「かけそば」らしい・・・

「あげ」も「天ぷら」も「肉」も・・・
「玉子」ですら入っていない状態の
「かけそば」が食べたいらしい・・・

俺も前の晩に飲み過ぎたりすると
次の日は「あっさり」メニューが好ましい時がある
だから気持ちは分かる気がする

まぁ～普通のサービスエリアに入れば
絶対に「うどん」や「そば」は存在するはずなので
一番近かった少し大きめのサービスエリアに入ってみた

そして食券を買う自動販売機の前に立ってみると
「そば」も「うどん」も存在するのだが、全部に具が入っている・・・

いわゆる「かけそば」が無いのだ！

仕方がないので俺は彼に優しく問いかけてみた・・・

「かけそば・・・無いけど・・・ええか？」

すると彼は言った・・・

「かけそば　が　いいっす！」

この時点で俺は「そんなに執着するかね・・・？」と
思いながらも彼の望みを叶えてやるべく車を出し
次のサービスエリアを目指すのであった

彼曰く、小さいサービスエリアの方が「かけそば」がある！
と言う何の根拠も無い情報を頼りに暫く走った先の
メッチャ小さなサービスエリアに入ってみた

すると・・・

そこには「ラーメン」屋さんしか無かった・・・

仕方がないので・・・

もう一度だけ彼の情報を信じて
小さなサービスエリアを探し入ってみた

そこには・・・

小さなレストランらしき店があったのだが
定食関係ばかりで「かけそば」は無かった・・・

もう何でもいいから食べさせてくれ！
と思いながらも、俺は彼に聞いてみた・・・

「どうせ・・・かけそばが・・・忘れられへんねやろ？」

すると彼は言った・・・

「すんません・・・ここまで来たら諦めたく無いっす！」

その言葉を聞いた俺は、彼の「かけそば」に対する執念が
半端では無い事に気づき、最後まで一緒に付き合ってやる覚悟を決めた！

そして３件目のサービスエリアを出発したのだが・・・

その後次のサービスエリアが見付からないまま・・・

高速の出口を出ていた・・・

そこは三重県の山の中・・・

ここから滋賀県の県境に向かって・・・

ひたすら山道を走る訳で・・・

普通の「そば屋」どころか
食事する店すら見当たらない・・・

そして・・・

気が付けば・・・

現場に・・・

到着してしまった・・・

たった１杯の「かけそば」を探し
約１５０キロの旅をしてきた我々は非常に無念だった

しかしそんな事より空腹の限界に達していた俺は
何か食べないとリハーサルが終わるまで何も食べれなくなるので
コンビニに行って「おにぎり」か何かを買う事にした

幸い入り時間より少し早く到着していたので
近くのコンビニを探す事にする

暫く走ったら目的のコンビニがあった！

そして中に入って驚いた！

なんと！

そのコンビニにはカウンターとテーブル席が存在し
そこで軽い食事が出来るようになっていたのである！

メニューを見てみると・・・

カレーやら何やらが書かれている隣に・・・

「うどん」「そば」があるではないか！

もちろん「かけそば」も！

俺は正直、別にどうしても「そば」が食べたかった訳では無いが
何故だか気が付けば「かき揚げそば」を注文してしまっていた

そして涙が溢れそうになって感動してても
全くおかしくないはずの彼はと言えば・・・

「こんな所のって・・・美味しいんですかね？」と
この期に及んで懸念を抱いている・・・

「俺は注文したぞ！食べへんのか？」

と聞いてみると・・・

「じゃあ俺も食べよっと！」

と言いながら注文していた・・・

俺は先に注文していたので先に食べ終わった為
一旦外に出て仕事の電話をしていた

電話の用事も終わった俺は・・・

やっと・・・

念願の・・・

夢にまで見た・・・

「かけそば」を・・・

彼は・・・

どんな顔をして食べているのか・・・

覗いてやろうと・・・

彼が食べているテーブルに戻り・・・

そっと・・・

のぞき込んでみた・・・

するととても幸せそうな顔をして・・・

「ズルズル」言わせながら・・・

彼は・・・

「かき揚げそば」を食べていた・・・

そんな・・・

腹立つ・・・

彼が・・・

俺は・・・

大好きなのである・・・笑

author : Akira Kobayashi

あなたなら・・・どうする・・・？

December 5 2007

いやいや年の瀬ですな～！

残りの強行スケジュールに打ち勝つべく
体力を付けにゃいかん！と言う訳で！

焼き肉でも食べに行こう！

それは数日前の事だった・・・

基本的に俺はこのブログで「愚痴」「悪口」等の
マイナス発言はしない様にしている

しかし過去に一度だけ、神戸の高級中華料理店の事を
書かせて貰ってからは極力控えてきたつもりである

でも・・・

どうしても書きたい出来事があったので
今回は書かせて貰おう！

舞台は人気焼き肉店！

テレビでも頻繁に紹介されている超有名な店
しかも毎日の様に行列が出来る程の繁盛ぶり

一度は行ってみたかったので
今回の焼き肉店はその店に決まった

そして最近２号店をオープンしたらしいので
家からも近い２号店の方に行く事となった

到着すると・・・

案の定・・・

店の前で数人が待っている・・・

しかし運が良いのか３組だけ待って入る事が出来た
（それでも３０分以上は待ったかな・・・？）

やっと店内に案内されて、席に座る事が出来た・・・

そこから・・・

我々と・・・

焼き肉店の・・・

攻防が・・・

始まるのであった・・・

今回同席したのは、俺の中学時代からの先輩で
「バイトの話」「想い出話」にも何度か出演している T 先輩

世の中に「ヤカラ」と言う言葉が存在するが・・・
（大阪だけなのかな・・・？）

どちらかと言うと暴言を吐いてしまう系の俺のタイプとは違い
穏やかに冷静に、そして的確に急所を攻撃するタイプの先輩

昔から彼と一緒に居て、色んな事件に遭遇し続け
彼の教え「感情的になっては負けだ！」理論を勉強し
最近は俺も結構使える様になってきたのだが・・・

それでも本家（ T 先輩）には到底勝てる気がしない
それ程の！すご技なのだ！

そんな我々に対する・・・

今回の対戦相手は・・・

店が大きいからなのか、顔も覚えられないぐらいの
物凄い人数の店員が走り回っており

毎回違う店員が入れ替わり立ち替わり攻撃してくると言う
今までに無い、新しい戦略で戦いを挑んで来たのである

では、お楽しみあれ！

まずは普通に様子伺いと言う事で
席に座ったら「ドリンク」のオーダーを聞かれた

ドリンクの注文を終えたら
「お食事のご注文が決まりましたらお呼び下さい」
と言い残し店員Aは去っていった

注文が決まったので「すんません」と通りすがりの店員Bに声をかけたら
「ちょっと待って下さい」と言いながら前を通って行った

そこから約１５分以上待っても注文を聞きには来ない

その間、店員Bは我々の前を数回横切っている

間違いなく店員Bは忘れていると我々は判断し
違う店員Cに「すんません」と声をかけてみた

すると店員Cは「はい」と返事しながら通り過ぎて行った

次の瞬間、店員Dが注文を聞きに来た

結構な量の食事メニューの注文を全て終えた我々に
事もあろうか「ご注文を繰り返します」と
最初から繰り返した店員Dは自慢気に去って行った

それから待つこと１５分・・・

我々の存在を否定されているかの如く
店員達は我々の前を素通りして行く・・・

やがて訪れた店員Eは自慢気に
ドリンクを持ってきた

そして５分後・・・

キムチの盛り合わせが
テーブルに置かれた・・・

そして５分後・・・

タン塩を始め、ホルモン、赤身関係等の
焼き肉類が運ばれて来た・・・

それと同時に喉が渇いてた我々のドリンクは
一気に無くなっていたので「ビール」を追加注文した

それから５分後・・・

普通なら前菜感覚で先に出されるべき
「牛肉の刺身」と「ユッケ」が到着した

タン塩を食べ終えた我々は続いて待ちに待った
ホルモン、赤身と焼いていこうとしたのだが・・・

３種類頼んだ赤身の肉が一つの皿に載せられて
どれがどの肉か見た目では判断できなかったので
店員を呼んで聞いてみた

すると店員は・・・

「あぁ・・・ん・・・分からないので・・・聞いてきます・・・」

と言って肉の載った皿ごと持って

なんと消えてしまったのだ・・・

それから暫くして店員が帰ってくるまでの間
我々は赤く輝く炭火を眺めるしか無かったのであった・・・

そして名前が分かった肉が載った皿が
再び帰ってきてから・・・

１０分以上が経過した頃だった・・・

流石に我慢の限界に達した我々は
前を横切る店員Eを呼び止め
随分昔に注文した「追加ビール」の件について話合った

すると一瞬で店員が何かを運んで来た・・・

やっぱり話し合えば分かって貰えるもんだなと
少しだけ安心した我々に対して店員が言った一言が・・・

「お待たせしました！キムチです！」

我々はテーブルに頭を強打しそうになった！

かれこれ結構な時間、味の濃い食材を食べながら
一滴も飲み物が無い状況を我慢してきた我々が
一番欲しいのは「ビール」と言う飲み物であって・・・

選りに選って一番間違えてはならない食材が
「キムチ」と言う辛い食べ物な訳で・・・

しかも店員がテーブルに「キムチ」を置いた場所の
５センチ隣には最初に頼んだ「キムチの盛り合わせ」が
大量に残っている訳で・・・

この件に関して再度話し合った結果
ようやく「ビール」を飲ませて貰える事になったのだった

これはこのままでは危険だと言う事で、最初の注文時に頼んだ
これまた前菜感覚で出てこないといけないはずの品（生レバー）が
未確認のままだったので、それについても話合ってみた

そして焼き肉大会も中盤を迎えた時だった・・・

２度目の追加ドリンク注文をする我々は
あれだけ話し合ったはずの「生レバー」が
未だに到着して無い事について遺憾の意を表明した

すると・・・

事もあろうか・・・

その店員は物凄く不機嫌そうな顔をし
驚きの言葉を発したのであった

注文の品が到着していない事に関しての質問に対し
「お客様が注文されたのは生レバー２人前ですよね？」
と訳の分からない事を言い始めたのである

確かに我々は１人前を注文し、店員Dは注文を繰り返して
自慢気に去って行ったのを覚えている

なのに注文の品が届いていない事は「さて置いて」
有り得ない事を言い出したのだった

そして最後に・・・

「じゃぁ～１人前キャンセルしますよ！」と・・・

あたかも我々がミスをしたかの様な言葉を吐いて
去って行ったのであった

そして待つこと数分・・・

トレーに皿を載せて訪れた店員（先程の店員とは違う）が
我々のテーブルに皿を置きながら言った言葉・・・

「大変お待たせしました！」

「生センマイです！」

・・・

・・・・・

・・・・・・・

これは全部事実であります

いくら最近忙しくてブログの更新が少なくなっており
周りから責められているからと言って・・・

最近あんまり面白い事書いてないぞ～！
とプレッシャーを与えられているからと言って・・・

決して作った話では御座いません！

勿論この後も、随分前に注文した２度目の追加ドリンクも届くことは無く
再度注文して、やっと運ばれてきたけど「すんません」の一言も無く

注文した品は出てくるの遅いくせに
空いた皿は一瞬で持って行く教育はされており

そして店内の張り紙には・・・

「満席の時は１００分で退席して頂きます」

と書いてある始末・・・

我々を例に挙げて言うと「生レバー」を食べる前に
退席しないといけない事になる訳で・・・

正直に言おう！

肉の質もまあまあ良いし、味も結構美味しかった
その割には料金も普通だし！

でも２度と行きません！

オーナーさん・・・

テレビ出演も忙しいかと思いますが
従業員の教育はちゃんとした方が良いのでは・・・

ちゃ～～～～んとね！

その内、店を「ししまう」事になるよ！

author : Akira Kobayashi

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